タイ・バンコクから東南アジアでの仕事や生活、日本人の東南アジア現地採用、日本について考えるブログ

2015/10/28

隣の芝は青く見える

海外に来て2年9ヶ月。今年で25歳になった。
facebookを眺めていると、友人知人の結婚や出産等、大きなライフイベントの報告をちらほら見かける。

「隣の芝は青く見える」ではないけど、時々、自分は今の道を選んでいなかったらどうなっていたんだろう、と考える。

例えばずっと日本に居たら。
日本語だけで過ごせるから楽。
欲しい本がすぐ手に入る。
ご飯が安いし美味しい。
お酒も安いし美味しい。
食べ物・飲み物だけでなく色々な物のコスパが良い。
公共交通機関が整備されていて便利。
どこに行っても道路が綺麗に舗装されている。どこでもヒールで歩ける。
物流やECサービスが整備されていてオンラインショッピングが便利。
友達に会える。
ネットが早い。
遊ぶ場所がたくさんある。
欲しい靴や服がたくさん売っている。
ホスピタリティ溢れる気持ちの良い接客を受けられる。
四季がある。

などなど、良い点は挙げれば色々と出てくる。

ただ、それを上回るくらいの得られるものを現在こちらで得られていると思いながら過ごしている。(てか、そうでなければやってられないというか日本に帰った方がいいな)

日本人としてずーーーっと日本国内に居るだけでは得られない経験や視点。日本人でありながら第三者目線で日本のことを見て、新たな価値を作っていく。
突き詰めるとこの辺を掘り下げて行きたいんだなぁ自分は、と、日本から来た友人と今日話をしながら思った。

2015/10/27

情熱的な打ち合わせ

タイ人プロマネのP(30代男性)と打ち合わせをしていた。
このPは元々プログラマーとして7年ほど前に入社。ずっと黙々とプログラミングだけをしていたけど、去年からプロマネになり、今は主にプロジェクト管理や営業サポートをしている。

ある新規案件についての打ち合わせ。
自社で作ったあるツールをソリューションに組み込んで、ある会社に売りたいんだけどどう思うか、と聞かれた。
話を聞くと、儲かりそうな話には思えなかった。
上手くやってやっとトントン、的な・・・。
先方の低い予算の割には色々と手間がかかりそうな話。
「こんな額でやるなんて全然美味しくないじゃん、社内リソースもそこそこ使いそうだし。大変そうだし止めれば?」
とPに言った。
すると、
「この案件自体では儲からなくても、これが成功すれば、この会社に対してうちの会社は色々なソリューションを提供出来ます、とアピールが出来るじゃないか。お客さんの期待にも応えたいし、大変かもしれないけど進めたい。」
と言われた。
普段はおとなしくてあまり自分の意見等を言わないタイプのPがこんなことを熱心に言っていて驚いた。
そして、自分はPのアイデアに対して否定しか出来なかったと思うと情けなくなった。
せめて、否定の後に何かしらの対案を考える、または最低限一緒に考える姿勢を見せるべきだったと反省した。
これからもっと自分もPを見習って色々なアイデアを出して、形にしていこうと思う。

2015/09/13

「現地採用だから悩む」のか

ここ数週間、将来をどうするか、どんな方向に進みたいのか、ずっと考えていた。主に仕事について。
今の会社でいいのか。
今の業界でいいのか。
そして、今居る国でいいのか。
そして、これらの悩みは、自分が現地採用だからこそ生まれたものなんだと思っていた。
だからと言って現地採用を選んだことに後悔はしなかったけど、現地採用を選んだからこそ考えることが増えて、人生がややこしくなっちゃったな、と思ったりもした。

しかし、複数の人に話を聞いてもらった結果、このような悩みは別に現地採用特有のものではなく、どこに居ても、誰にでも直面しうることだと思った。

物凄いスピードで色々なことが変化している今の時代、安定なんて探してもどこにも無いと思う。
自分は何も変わっていない、変わらないつもりでも、外の世界は容赦なく変化している。
将来何が起きるのか、何がどうなっているのか、ますます予測しづらくなっている。
なので、「自分は海外に居るから悩むんだ、日本に住んで日本の会社で仕事していれば安心できて悩むことは無いんだ」なんて、ありえないんだよなぁ、よく考えてみると。
何でこんなことに気づかなかったんだろう、と思うけど、一人で引きこもってグルグルと考えているときは、視野が狭くなりがちである。そしてネガティブな方向に行きがち。(自分の場合)
こういうときこそ、第三者に相談をして考えを聞くということは、とても大切で意味のあることだと思った。
(話を聞いてくれた方々には本当に感謝している、これがなければいまだにグルグルと考え込んでいたかもしれない)

今やるべきことは、とにかく目の前の仕事を責任を持ってきちんとやる、結果を出し続ける、それしか無い。
これを続けられれば何かしら先が見えてくるだろう、と思う。
しばらくの間悩んだ結果、こんなシンプルな結論に至った。